写真が出来るまで〜暗室編〜
かれこれ7年ぶりに暗室にこもって写真を焼いてきました!
レンタル暗室、なんて素晴らしいサービスなんだ(≧∀≦)地元にもできて欲しいわぁ
と、言っても今回は初めてと言うことでワークショップに参加してきました。(ワークショップがあるのもめちゃくちゃ嬉しい)
お店の方に丁寧に教えていただいて2〜3時間で4枚ほど焼いたんですけどとても満足のいく仕上がりになりました!!
そのうちの1枚を使って、写真が出来るまでの過程をお見せしたいと思います。
なかなかわからない人にはイメージつきにくいですよね、、、暗室作業って
ですが、暗室は暗室というだけあって暗いので作業風景を紹介するのが難しいんです💦なので、作業自体はお見せできませんが、どういう段階を踏んで1枚の写真が出来るのかを見てもらえたら嬉しいです😊
①露光時間を決める
写真は引き伸ばし機というものを使ってプリントします。
(googleより。暗室の風景。)
引き伸ばし機は上部にライトがついていて、その下にフィルムを入れる場所があります。そのさらに下に印画紙という写真用紙を置きます。そして、フィルム越しにライト(光)を当てることで紙に写真が写ります。
その時に光を当てる時間が問題です。
光を多く当てると色が濃く(モノクロなら黒く)、少ないと色が薄く(モノクロなら白く)なります。
なので、光をちょうどよく当てるためにその時間がどのくらいなのかを最初に試す必要があります。
引き伸ばし機に紙をセットしたら、別の紙か何かで9割程度印画紙を隠します。そして、光を当てます。少しずらしてまた光を当てる、また紙を少しずらす、光を当てる、、、を繰り返して段階的に色の変化がわかるようにします。すると露光した時間の短い部分は薄く、最初から当ててた部分は黒くなりますので、どこがいいのかだいたいでいいので目星をつけます。(今回は1秒ごとにしました。なので1番薄いところは1秒、1番色が濃いところは8秒程度になってます。)
②全体を見る
①で大体の時間が決まったら今度はその時間で1枚写真を焼いてみます。
今回は4秒にしました。
ここで、コントラストであったり全体のバランスをみます。
時間はそんなに問題なさそうだったんですが、コントラストが弱い気がしました。
③微調整して再プリント
今度はフィルターをコントラスト強めの「4」にして再プリント!
フィルターを変えると光量も変わっちゃうので調整。
やや暗い。
ので、時間をまたやや少なめにしてもう1度プリント。
これだ!
ちょうどいい!!
出来た!!!
ということで、プリント終了。
こんな形で1枚の写真が完成します。
全部で4枚の紙を使用しました。
段階を追って1枚の写真が完成します。
その過程で使った紙は完成品ではないので必要がなければ破棄します。
なので、紙を無駄遣いしないように出来るだけ効率よく理想のプリントが出来るように試行錯誤していくんですが、これが難しい。。。
けど、楽しい✨
完成した時なんかは何回やっても感動します❗️❗️❗️
作業としては、、、
露光した後に、
現像液、停止液、定着液の3種類の液に漬ける
水洗
乾燥
の順に行って最終的な完成となります。
フィルムに興味のある方なんかは絶対楽しいと思うので是非やってみてもらえたら嬉しいです😆
特に東京にはレンタル暗室のサービスを提供するお店も何店舗もあるのでお気に入りのお店を探してみるのもいいですよね(^∇^)
また籠ります!