1枚の写真について②
テーマは
ビルの中にある絡み合う電線
です。
なので、余白を作ることによって電線に目がいくようにしました。この日は快晴で空の青と電線の黒のコントラストも写せたらいいなと思って撮りました。
その時に意識したのが写真の構図の基本中の基本「三分割法」です。
まず見てもらいたい電線の絡まった部分を3分割した時の縦と横の線の交点付近に持ってきます。
すると、上記のような余白が生まれバランスが取れて安定した構図になります
電線が4方向から伸びてきてることもあり、電線が集まっているところに自然と目がいくようになります。
さらにそこから1番空間のある左下に赤い看板を配置させることでそちらに意識を向けさせてアクセントになってくれたらいいなという思いでこの構図にしました。
右下にも赤?オレンジ?の看板があることで青、黒のコントラストの中に赤系のアクセントを強調するようにして画面にまとまりを持たせるようなイメージです。
というように写真を撮るとき、基本的には主役と脇役を決め、その上でどのように配置させるかを考えます。今回はこのように撮りましたが、もしかしたら脇役も必要なかったかもしれないし、アクセントにした赤い看板とかも必要なかったかもしれない、などいろんな可能性を考えて、その上で最終的に構図をどうするか考えられると良いかもしれません。